本が好きで図書館によく借りに行っています。
子どもと一緒に図書館へ行くのを、隔週か多いときは週1回ぐらいのペースです。
小学校1年なる上の子は少し文字が多い絵本、1歳半の下の子には文章がほとんどない絵本を借りてきています。
子どもが本に触れて好きになってくれたらいいなと思って、本を借りてきては寝る前に読み聞かせをしてきました。
順調に本を好きになってくれていて、とくに下の子は、本を見つけたら読んで〜と本を持ってきます。
でも考えてみると、子どもよりも親のほうが図書館好きで、図書館へ通っているんだと思います。
先週たまたま借りた本が谷川俊太郎さんの出版されたばかりの絵本でした。
図書館の本棚の目立つ位置に置いてあって手にとったのがきっかけです。
今どきの絵本の絵だなと思って借りてきました。
後から誰が書いた絵本なのかを知りました。
学校へいきはじめたばかりの「ぼく」。学校はうちじゃない。先生はおかあさんじゃない。なじめない中で、少しずつ自分の見たいもの、感じたいものを見つけ、いろいろな日々の中で成長していく。やがて学校を離れる日がきて…
内容はある男の子が小学生になって卒業するまでのお話です。
文字は少ない絵本です。
どの絵も色合いが柔らかく、優しい絵本でした。
ただ子どもにとっては単調なストーリーに思えたようで、食いつきがあまり良くはありませんでした。
でも親にとっては過去に自分が体験した小学校の思い出にはせて、書いてある絵やストーリー以上に心に残るいい絵本です。
小学校に入学したての上の子には小学校がどうみえているのだろうと思いました。
今後、顔がほころぶ良い思い出も、髪を掻きむしりたくなるような悪い思い出も増えていくんだろうな。
絵本を読み聞かせしていて、おもしろい本だなぁ、と親自身が楽しんでいます。
子どもも大きくなって、人生経験を積むと、本の見えかたが変わります。
景色が違って見える瞬間。
本をいっそう好きになって、人生が豊かになるんじゃないかと思います。
今週末も雨じゃなさそうなので図書館へ行ってきます。