共働きラボ

共働きパパの育児&家事ラボ。事業会社SEのプロジェクトマネジメント。

リモートワークと共働き 月1回リモートワークを2年続けて考えたこと

昨今の働き方改革の流れもあり、在宅勤務、テレワーク、リモートワークが流行りだ。大手ITベンダの多くがリモートワークができるシステムやソリューションを提供することを謳い文句にしている。

僕の努めている会社でもリモートワークについて会社の働き方改革の一環で取り組みがされており、実際に子供が産まれてからここ2年ほどリモートワークを月1回ほどは実践してきた。リモートワークを体験してみて共働きには必須の働き方の選択肢であると感じている。ただリモートワークにはメリットがあるがオフィスで働くのとは勝手が違うので注意も必要だ。2年間リモートワークを試してみてのメリットと注意点をまとめた。

リモートワークに必要な環境

会社のインフラ環境

f:id:mini_will:20170918112609j:plain 会社のリモートワークできる環境が必須だ。会社にいるときと同じようにアプリケーションが扱えるのか、見たいファイルは見られる状態にあるのか。会社によっては極端なセキュリティの制限をかけて、リモートワークでできることがほとんどない状態にしているところもある。社外からファイルサーバにアクセスできない状態で仕事ができるわけがない。 PCが会社支給のPCか私物PCを使うかで使い勝手も変わってくる。会社支給のPCであれば紛失リスクがあるものの使い勝手が良い、反対に私物PCを使う場合には紛失リスクは軽減されるが使い勝手の面で制約を受ける可能性が増える。どちらのPCを使うかは会社のポリシーに従うことになるので会社のルールを確認しておいたほうが良い。

またリモートワークのためにはテレビ会議、電話、インスタントメッセージ(IM)のアプリケーションが必要だ。前職ではテレビ会議のシステムがなく、リモートワークが不可だった。そして社内の人間がテレビ会議に慣れているか、対面に会議相手がいなくても会議を進めることができるのか、社内システムだけでなく、会社のITリテラシーも必要になってくる。

いくら在宅で仕事ができるからといってそもそものインフラ環境が整備されていない場合は注意だ。

自宅のインフラ環境

会社側のリモートワークのインフラ環境が整っているのと同様に自宅のインフラ環境も重要だ。自宅のネットワーク回線が十分な速度がでるのかが重要だ。会議をリモートで実施することになると思うので回線速度がでないとカクカクする画面やとぎれとぎれの音声で会議をする羽目になり、ストレスが溜まる。ちょっと音声が途切れるだけで会議の進行が難しくなる、自分がファシリテーターだった場合より難易度が上がってしまう。

その他仕事ができる机や椅子が必要だ。会社のオフィスなら仕事のし易い机と椅子が用意されているが自宅では自分で用意する必要がある。慣れていない椅子で長時間働くと腰痛の原因になったりするので注意だ。

リモートワークのメリット

通勤がない

f:id:mini_will:20170918112330j:plain よく言われることだがリモートワークの一番のメリットは通勤時間がないことだと思う。通勤時間がなくなるだけで無条件に通勤時間分の1〜2時間/1日当たりの生産性が上がることになる。このおかげで保育園の見送り/お迎えとが余裕をもって行けるようになり共働きにとっては本当にありがたい。そして早めに仕事を始め、早めに切り上げるなど時間の融通がきく。通勤がなくなってみると生まれる時間の多さにいかに生産性のないことに時間を使っていたんだなと気づく。実際にリモートワークをしてみることで働き方を見直すきっかけになるだろう。

自宅で仕事ができる、子供の病気への対応

f:id:mini_will:20170918112025j:plain 自宅で仕事ができることで子供が病気の時に最悪看病しながら働くできる。子供が熱を出したときぐらい仕事を休んだほうが良いことは重々承知している。でも突発で子供が熱を出して、保育園に預けられずかといって病児保育が朝来てくれるまで間に合わないということが発生する。妻は研究職で会社に行かないと仕事ができないタイプの職種だ。そのため、子供が病気になったときは僕のリモートワークと掛け合わせで対応をしている。妻も僕もお互いに外せない会議があり、途方にくれるということがある。そんなときにリモートワークで乗り切ったことがここ半年で数回あった。

もちろん子供が大事なのでできるだけ子供が寝ている間にまとめて仕事をする。看病しながらの仕事になると集中力が保ちづらいのが難点だがそれでもメリットが勝った。子供が熱出したので明日は一日在宅勤務にしますと言えること、同僚の理解があることは恵まれていると感じる。

注意点

アウトプットは何か?

会社に居ないためアウトプット何かか重要になってくる。僕の場合は主にプロジェクトマネジメントの仕事をしていてアウトプットが明確である。プロジェクトのアウトプットとしてQuality:品質、Cost:コスト、Delivery:納期が守れていれば上司からはとやかく言われない。でもアウトプットが明確でない仕事で働いている場合には注意が必要だ。会社の予定表にこの時間からこの時間まで働くとカレンダー登録しておくなど上司に働いていることを見える化したほうが良い。

ただリモートワークで働いてみて思うことはオフィスで働いているとき以上にアウトプットを意識するようになった。自宅にいると気が散るものがいっぱいある。時間を決めてアウトプットをもって仕事をすることが大事だ。在宅で働くと極端な話し夜までずっと働き続けれてしまう。自分で自分を律しないと過重労働になってしまう。そのため今日働くのは何時までと決め、そこまでに何のアウトプットを出すのかを考えて仕事をしている。

ふらっと話しかけられる気楽さ IMを多用する

会社にいればふらっと話しかけてきたことがができなくなる。これが地味にリモートワークで痛かったことだ。ちょっとあの資料どこにある?この課題の対応案についてどう思う?など、ふらっと同僚に聞きたいことが普段の仕事ではある。それを聞くのにいちいちインスタントメッセージ(IM)や電話をしないといけなくなる。最初はさくっとIMをするのに戸惑った。今は慣れてわからないことがあったらIMしてしまおうと考えて働いている。普段から困ったらIMで聞く環境があると聞きやすい。細かくはIMで顔文字を使って感謝の感情を伝えるなど顔が見えなからこそのコミュニケーションのとり方が重要だ。

社内情報システム部門からみて

僕の職種である情報システム部門 社内SEからみてリモートワークのシステムはお金が掛かる印象だ。セキュリティと使い勝手をどこまで求めるかでシステムに必要な費用は変わってくるが大企業であればユーザーが多くライセンス課金で年間数億のシステム運用費が必要になるだろう。でもリモートワークを導入するれば自分自信の働き方を柔軟にできるようになる。システム導入する場合はリモートワークは勤怠関連なのでおそらく人事部門と一緒に企画するだろう。ぜひ人事部門をその気にさせて柔軟な働き方ができるよう情報システム部門には頑張ってもらいたい。今は働き方改革の追い風が吹いている。

最後に

一度リモートワークを体験するともうリモートワークができないころには戻れない。リモートワークがない働き方が考えられない。スマホのおかげでインターネットが手軽になってもう昔に戻れないと感じるのと同じように家から仕事にアクセスできる環境は戻れないものとして感じる。

共働きする家庭にとってリモートワークは必須の働き方になっていくだろう。自由な働きかたであるワーク・シフトは大きなうねりだ。